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△:15:00~19:00
バレーボールのスパイクやサーブでは、肩関節を大きく引き、上肢を勢いよく振り抜くという高速でダイナミックな動作を繰り返します。
このとき、肩関節は外転外旋位(大きく後ろにひねる位置)から一気に内旋へ移行するため、関節周囲には非常に大きなストレスが加わります。
特に、上腕骨頭が関節窩の前方・上方に変位しやすく、関節の安定性を保つ**ローテーターカフ(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)**がその制御に関与します。
これらの筋群が疲労や微細損傷を起こすと、上腕骨頭が関節の中央からわずかにズレ、スパイク動作のたびに腱や滑液包が挟み込まれる「インピンジメント現象」が発生します。
また、スパイクフォームで多く見られるのが肩甲骨の可動性低下です。
肩甲骨は上腕骨の動きに合わせて上方回旋・後傾・外旋といった複雑な動きを行い、肩関節の動作をサポートしています。
この「肩甲上腕リズム」が崩れると、肩甲骨が十分に動かず、代わりに肩関節だけで無理に動作を行うため、筋肉や腱への負担が急増します。
さらに、バレーボール特有の繰り返し動作による**オーバーユース(使いすぎ)**も原因の一つです。
スパイクやサーブを何十回も行ううちに、筋肉の微細損傷が回復しきらず、炎症が慢性化するケースが多く見られます。
その結果、棘上筋腱炎・肩峰下滑液包炎・上腕二頭筋長頭腱炎などの障害が発生しやすくなります。
加えて、体幹や下肢の力をうまく上肢に伝えられないフォームも問題です。
体幹が安定せず、肩や腕だけで打とうとすると、局所的に負担が集中してしまいます。
特に学生選手や成長期の選手では、筋力のアンバランスや姿勢の崩れが痛みの誘因となりやすい傾向があります。
また、デスクワークやスマートフォンの長時間使用により、猫背姿勢(円背)や巻き肩が定着している場合、
肩関節が前方へ変位しやすく、可動域が制限された状態でスパイクを行うことになります。
このような姿勢的要因も、肩の痛みを慢性化させる大きな要因です。
つまり、バレーボールにおける肩の痛みは「一時的な筋肉疲労」ではなく、
肩関節・肩甲骨・体幹の運動連鎖の乱れや繰り返し動作による微細損傷の蓄積によって起こる複合的な障害といえます。
このような肩関節の機能障害を放置すると、痛みが一時的に軽減しても、
根本的な関節の不安定性や筋バランスの乱れが残り、再発や慢性化のリスクが高まります。
長期間放置することで、以下のような二次的な障害が発生することがあります:
腱板損傷(ローテーターカフ断裂):腱の炎症が進行し、部分的・完全な断裂に発展
インピンジメント症候群:上腕骨頭と肩峰が衝突し、動作時に鋭い痛みや可動域制限を引き起こす
肩関節周囲炎(いわゆる五十肩):可動域が制限され、衣服の着脱や頭上動作が困難になる
肩甲上腕リズム障害:肩甲骨の動きが乱れ、背中や首の筋緊張・頭痛などを誘発
二次的な頸部・背部痛:肩の代償動作により、僧帽筋や頸椎周囲にまで負担が波及
特に、スポーツ選手では「痛みを我慢して練習を続ける」ことで、
筋肉の防御反応により可動域制限・筋硬直・フォームの崩れが連鎖的に悪化し、
結果的にパフォーマンス低下や長期離脱を招くこともあります。
したがって、軽度の違和感の段階で早めに整骨院・鍼灸院で機能評価を受け、
肩関節の安定性や肩甲骨の動きを正常化させることが、競技復帰への最短ルートです。
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