交通事故で思い浮かべる事柄としては車の衝突が多いと思います。症状も後遺症も多岐に渡る症状が出てきます。また擦り傷や骨折、脱臼、出血。ひどいときは命を落とす危険性もある症状も出てきます。以下に交通事故で多い症状、後遺症をいくつか挙げていきます。

・首の症状・後遺症　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　交通事故で良く起きやすい障害としてむちうちが挙げられます。むちうちは首の痛みのイメージが強いですが、めまい、耳鳴りなどの内耳症状、目のかすみ、視力の低下などの目の症状、倦怠感、睡眠障害などの自律神経症状、上肢のしびれやだるさなどの神経症など多くの症状を呈することがあります。後遺症としてもこれらの症状が続く場合があります。軽い無知ウだったからと油断をしてはいけません。日常生活を送っていると症状がひどくなったり、腕に力が入らなくなったりすることもありますので、交通事故の後はすぐに整形外科に受診しましょう。

・肩の症状・後遺症　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　肩の症状として多いのは脱臼や打撲、骨折、靭帯の損傷です。損傷度が強い場合は年単位の治療になることもあります。また方は日常生活でも多く使うことにが多くQOL（生活の質）にも影響してきます。後遺症として挙げられるのは肩が脱臼しやすくなったり、慢性疼痛が続いたり、脱臼時に神経を傷つけて神経症状が続くなどがあります。整形外科で画像診断を行い異常がないかをしっかり確認していただくのが大切です。

・腰の症状・後遺症　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　腰の症状として多いのは打撲、捻挫、骨折、筋挫傷などが挙げられます。座っていると痛い、動かし始め動作時に痛い、じっとしていると痛いなどが症状として出てきます。こちらも肩の症状と同様にQOLの低下に大きくかかわってきます。後遺症としては慢性的な痛み、神経痛、下肢の麻痺などがあります。

・脚や膝の症状・後遺症　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　脚や膝の症状として多いのは骨折、靭帯の損傷・断裂、打撲などが挙げられます。特に靭帯の損傷・断裂は筋力の低下や関節の不安定性などの後遺症が出てきます。脚や膝には多くの関節、靭帯が複雑に形成されておりどれも日常生活に必要不可欠です。足を切断したり、人工骨頭などにすると慢性的な痛みや関節痛、QOLの低下などの後遺症を引き起こします。

交通事故による後遺症は軽視できない症状が多いです。後遺症のリスクを減らすためにも交通事故後は必ず整形外科などで検査をしてもらい適切な治療、リハビリを行っていくことが大切です。