筋肉などを伸ばし柔軟性の改善、向上に効果的な方法です。
年齢と共に筋肉や腱、靭帯といった組織が硬くなり柔軟性が低下してしまいます。
コラーゲンやエラスチンといった物質が減ってくることが原因と考えられどんな方でも柔軟性は低下してしまいます。
筋肉などの柔軟性が低下すると関節の可動域が狭くなったり伸ばされる力に弱くなってしまったりします。
関節の可動域が落ちると痛みやコリの原因になります。また肩が挙がらないなどといった四十肩・五十肩のような症状もでてきます。
伸ばされる力に弱くなるとアキレス腱断裂のような大きなケガの原因にもなります。
ストレッチを適切に行い柔軟性を改善しておけばこのようなリスクを最小限にしておくことができます。
当院では
・静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
・ダイレクトストレッチ
・神経ストレッチ(神経モビライゼーション)
などのストレッチを行います。
〈静的ストレッチ〉
静的ストレッチとは一般的なゆっくり行うストレッチです。
セルフケアとして普段から行っている方も多いと思います。
静的ストレッチな行うタイミングや方法が間違っていると本来の効果が発揮できなくなってしまいます。
筋肉には伸長反射と呼ばれる反射があり筋肉が急激に伸ばされると防御反応で筋肉が切れないように逆に収縮する反射が起きます。
そのため20秒以上ゆっくりと反動を付けずに伸ばしていくことが効果的です。
また静的ストレッチは筋肉の収縮を一時的に弱めてしまう作用があるため瞬発的な運動の前は動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)がおすすめです。
普段から運動をよくする方にはダイナミックストレッチのアドバイスもしています。
〈ダイレクトストレッチ〉
ダイレクトストレッチとは深層筋など上手く伸ばせない筋肉などを直接押さえ伸ばしていくストレッチです。
首や股関節周りなどの伸ばしにくい筋肉に行う事が多いです。痒いところに手が届くと感じられる方が多いようです。
〈神経ストレッチ〉
正式には神経モビライゼーションと呼ばれる方法です。
神経を伸ばしたり滑らせたりして神経の滑走性を高める方法になります。
痺れなどの神経症状に効果的です。
また異常は筋肉の緊張などが神経からきていることもあり神経の滑走性を高めることで改善する事があります。