対症療法や全身の症状に対しての鍼灸治療が有効です。
鍼灸治療では、自律神経をフラットにする効果が期待できます。
基本的には督脈と呼ばれる経絡上にあるツボを使います。
督脈はすべての経絡を統括する働きがあるとされており自律神経にも効果的だと考えられています。
また不眠が強い場合には頭のツボを、
お腹などの内臓の調子が悪いときには背部、手足にあるツボなど症状に合わせた治療を行います。
手足のツボは副交感神経、体幹のツボは交感神経の活動を高める効果があります。
自律神経の症状は人によって異なり、原因も様々です。
治療の流れとしては、問診や触診を行い、身体の状態を見ていきます。
次に緊張している筋肉や機能が悪くなってしまっている内臓などを改善するツボを刺激し身体の変化を確認しながら治療を行っていきます。
自律神経が改善されると気になっていた症状だけでなく自分では気が付いていなかった症状も改善されることもあります。
症状に合わせて最適な治療を行い自律神経の調節を行っています。