SLAP損傷のセルフケア

治療

SLAP損傷とは上腕二頭筋が関節唇を牽引し剥離する損傷であるため安静が求められます。

急性期には冷やし、亜急性期には温めます。

上腕二頭筋長頭健が硬くなっている場合や、柔軟性に欠けるとそれだけ長頭腱の付着部に強いストレスがかかってしまうため上腕二頭筋のマッサージ、ストレッチは必須です。

特に成長期のアスリートは注意が必要です。

骨が成長するのに対して相対的に筋肉の柔軟性が低下しやすくなります。

更に上腕二頭筋には特定の動きに対して肩の安定性に作用します。

肩の安定性に最も寄与する回旋筋腱板の筋力不足や筋肉が正常に機能していない場合、上腕二頭筋に強い負荷が加わることで関節唇が剥離しやすくなってしまいます。

チューブやダンベルを用いて回旋、外転運動をメインにトレーニングしてみて下さい。

最後にSLAP損傷の多くの場合はオーバーハンドの動作を有するスポーツでの受傷だと思います。

競技復帰前にもう一度動作の確認を行い再受傷を避けることが大切です。

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