寝違えは、
首肩の筋肉、
靭帯、
首の関節に炎症が起きている状態です。
代表的な筋肉は、
肩甲挙筋、斜角筋、半棘筋などがあります。
聞きなじみのない筋肉が多いと思いますが、これらの筋肉は肩や首の動き、姿勢を支えるために
とても大切な筋肉です。
これらの筋肉だけでなく首、肩を支えてくれている筋肉は骨に近い場所に付着していることが多く
マッサージや指圧でのアプローチが難しいことが多いのです。
そのため鍼灸治療が有効となってきます。
鍼灸治療の強みはこれらの筋肉、関節を直接アプローチができるため早期改善を期待できます。
痛めている周囲や局所に鍼を行うと血流改善だけでなく痛みを和らげる物質が脳から分泌されます。
炎症の程度により治療期間は変わってきますが、鍼灸治療を含め運動やストレッチをしていただくと
改善が早くなったり再発予防にもなります。
また、「落枕」という寝違えに特化したツボもあり症状に緩和に役立ちます。
首の細かい筋肉は僧帽筋などの筋肉に覆われている為、深層にある筋肉へのアプローチは難しくなっています。その為鍼灸治療での直接的なアプローチは有効です。